日本准看護師連絡協議会設立総会ご報告(於・学士会館)

2016/03/17


2016年3月4日に学士会館において日本准看護師連絡協議会設立総会が約150名の方の参加により行われました。

冒頭、滝田会長から本会設立にあたり挨拶が読み上げられました。
▽滝田会長挨拶へ

続いて、
・塩崎 恭久 厚生労働大臣 (代読:厚生労働省 医政局 神田 裕二 医政局長)
・日本医師会 横倉 義武 会長(代読:日本医師会 釜萢 敏 常任理事)
・四病院団体協議会を代表して 日本医療法人協会 加納 繁照 会長
から来賓祝辞を頂戴いたしました。
▽厚生労働大臣 祝辞へ
▽日本医師会長 祝辞へ
▽日本医療法人協会長 祝辞へ

当日は本会の設立総会開催にあたり
・安倍 晋三 内閣総理大臣から祝辞を頂戴いたしました。
▽安倍内閣総理大臣 祝辞へ

また、国会議員の先生方には、公務ご多忙中のところご臨席いただいき、ご挨拶を頂戴いたしました。(五十音順)
・衆議院議員 赤枝 恒雄 先生
・衆議院議員 穴見 陽一 先生
・参議院議員 尾辻 秀久 先生
・参議院議員 木村 義雄 先生
・衆議院議員 萩生田 光一 先生(内閣官房副長官)

議事に入り、
・日本准看護師連絡協議会設立について
・日本准看護師連絡協議会役員の就任について
・日本准看護師連絡協議会会則について
・平成28年度事業計画について
議事内容及び資料説明が行われ、盛会の内に閉会となりました。

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滝田会長挨拶

本日は、大変お忙しい中「日本准看護師連絡協議会」設立総会にご出席をいただき、また、このように盛大な設立総会が開催できますことを感謝申し上げますとともに、厚く御礼申し上げます。
これはひとえに日本医師会をはじめとする四病院団体協議会等多くの医療・介護団体様にご支援をいただき検討を重ねたことによるものです。改めまして御礼申し上げます。
 
本会は、准看護師養成制度の存続そして全国レベルでの准看護師の更なる能力向上を目指した生涯教育研修体制の確立を主な目的とし昨年11月6日に設立した団体です。
 
設立に当たり、設立準備会にて准看護師の現状と問題点を幾度となく議論した結果、次の5つの活動方針を掲げました。
 ①准看護師の会員登録及び教育研修体制を構築する。
 ②准看護師が看護師を目指すことを支援する。
 ③准看護師の意見集約の場を確保し、社会的地位の向上を図る。
 ④准看護師養成環境の改善・強化を行う。
 ⑤潜在准看護師の再就職を支援する。
 
これらの活動方針により、本会の設立目的でもある准看護師生涯教育の一環として、平成28年度中に准看護師を対象とした本会主催の研修会を実施することといたしました。
社会のニーズにあった准看護師、自ら目指す准看護師に一歩でも近づけるよう、今後、本会の正会員にご加入いただける方々の意見集約に努め、さらなる活躍の可能性を広げていきたいと考えております。
 
今後とも、ご支援ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

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塩崎厚生労働大臣 祝辞(代読:厚生労働省 医政局 神田医政局長)

本日ここに、「日本准看護師連絡協議会」設立総会が開催されますことを心からお祝い申し上げますとともに、設立までの皆様の御尽力に敬意を表します。
また、この場をお借りしまして、ご臨席されている公益社団法人日本医師会を始めとする関係者の皆様におかれましては、日頃より保健医療政策の推進に御尽力いただき、心より感謝を申し上げます。
 
さて、我が国はこれまでに、世界最高レベルの健康寿命を達成するなど国際的にも高い保健医療水準を実現しました。一方で、急速に少子高齢化が進展する中で、誰もが安心できる持続可能な社会保障制度を確立し、これを次の世代に引き渡していかなければなりません。
こうした中、質が高く効率的な医療提供体制と、地域包括ケアシステムを構築するため、医療提供体制の改革を着実に実施しております。
 
団塊の世代が75歳以上となる2025年には、約200万人の看護職員が必要と推計されており、厚生労働省としては、准看護師を含めた看護職員の確保が重要と考えております。
准看護師については、診療所など地域における看護職員として活躍されていること、看護師へのステップアップのキャリアとなりうること、地域の雇用の受け皿となることなど、重要な職種であると考えています。
貴会の設立目的である准看護師の教育研修体制が構築され、准看護師の更なる能力の向上が図られることを期待いたします。
  
最後に、本日お集まりの皆様のご健勝とご活躍をお祈りして、私の挨拶といたします。


神田医政局長にご代読いただき、岩澤看護課長にもご出席いただきました

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日本医師会 横倉会長 祝辞(代読:日本医師会 釜萢常任理事)

日本准看護師連絡協議会設立総会の開催にあたり、日本医師会を代表いたしまして、一言お祝いのご挨拶を申し上げます。
 
この度、准看護師の方々の生涯教育研修体制の確立を目的に、日本准看護師連絡協議会が設立されましたことを、心よりお祝い申し上げます。設立にあたりましては、関係者の皆様方の並々ならぬご支援・ご努力があったものと、心より敬意を表する次第であります。
 
さて、団塊の世代が七十五歳以上となる二〇二五年まで、いよいよ十年を切り、まさに目前に迫ってまいりました。既に、わが国は四人に一人が高齢者という世界一の超高齢社会にあり、少子化と相俟って、社会保障制度改革は待ったなしの状況にあります。そのような状況にあっても、我々医療関係者は、子供たちが健やかに生まれ育ち、高齢者の方々の老いと病の不安を和らげ、必要な医療・介護を安心して受けられる社会を作っていかなければなりません。
 
現在地域医療構想の策定も行われていますが、看護職員の確保は喫緊の課題であり、地域の医療提供体制を左右する大変大きな問題であります。そのような中で、准看護師の方々が、全国津々浦々で地域の医療を支えていることは改めて言うまでもありません。特に中小病院や診療所、介護施設等において、日夜、地域医療を支えていただいていることに、改めて感謝申し上げます。今後も、地域医療の重要な担い手として、准看護師の方々の力が必要であります。そのためにも、看護の知識・技術を生涯にわたって高めていくための研修体制の確立が求められており、日本准看護師連絡協議会の設立は大変意義深いものと考えております。
 
現在、各都道府県医師会等でも、准看護師の方々を対象とした研修会を開催しておりますが、まだ全ての都道府県で対応できているわけではございません。今後は、都道府県医師会や郡市区医師会において、医師会立看護師・准看護師養成所を活用するなどして、研修体制を整えていただくようお願いしていきたいと考えております。
 
日本医師会といたしましては、これまで同様、地域に根ざした准看護師養成制度を堅持するとともに、准看護師の方々が誇りを持って働くことができるよう、これからも種々取り組んでまいる所存です。 結びといたしまして、日本准看護師連絡協議会のご発展と、本日ご参集の皆様方のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、挨拶とさせていただきます。


日本医師会釜萢常任理事にご代読いただきました

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日本医療法人協会 加納会長 祝辞

「日本准看護師連絡協議会」の設立総会にお招きいただき、また挨拶の機会を賜り誠に光栄であります。四病院団体協議会を代表しまして一言、御挨拶させていただきます。
 
先ずは「日本准看護師連絡協議会」の設立、誠におめでとうございます。滝田浩一会長はじめ役員皆様のご尽力に心から感服しいたします。
 
ご承知の通り、我が国の医療・介護・福祉分野において、看護職員は、患者に最も近い存在であり、チーム医療のなかでも重要な役割を果たしております。
 
しかし、看護職員のうち約4分の1は准看護師が担っているにもかかわらず、昨今の看護職員の人材育成・看護生涯教育のほとんどは看護師を対象としたものであります。この様な状況下では准看護師が教育研修を受ける機会は非常に乏しい状況であると言わざるを得ません。
 
こうした状況を踏まえ、四病院団体協議会は日本医師会とともに、平成23年3月から「准看護師の生涯教育研修体制のあり方に関する連絡協議会」を立ち上げ、今日までの5年間、看護職員の現状と問題点を把握し、准看護師の教育のあり方を検討し、関係省庁・各団体と様々な面で議論を重ねてまいりました。
そして、全国レベルで准看護師のさらなる能力向上を目指し、生涯教育研修体制を確立する目的で、本日、日本医師会、四病院団体協議会の支援のもと設立総会に至ったことはこの検討の成果であると考えております。
 
准看護師が医療・介護・福祉分野で担っている役割が看護師と同等であることを考えると、昨今の医療・看護技術の著しい進歩に対応した人材育成は、看護師であろうと准看護師であろうと同様の体制を図る必要があります。日本准看護師連絡協議会がその状況下で大きな役割を今後果たされていくことを期待しております。
 
最後に、「日本准看護師連絡協議会」のますますのご発展を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。


四病院団体協議会を代表してご祝辞を頂戴いたしました

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安倍内閣総理大臣 祝辞

本日の「日本准看護師連絡協議会」の設立にあたり、一言お祝いを申し上げます。准看護師の皆さまは、日々患者さんと向かい合い、医療チームの一員として大切な役割を果たしておられます。その責任感と使命感は私としても誇りに思うところです。私は昨年、アベノミクスの第二ステージとして「一億総活躍社会」を提言しました。その実現のためにも「安心につながる社会保障」の充実が必要不可欠です。世界でも例を見ない少子高齢化が進む中で、医療の役割はますます大きくなります。病気になり心身ともに負担と不安を抱えている患者さんにとって、皆さまは、まさに「安心」のかなめです。「安心して医療に専念する」そのためには、いつも患者さんのそばに寄り添い支える皆さまの存在が必要です。
 
2025年には約200万人の看護職員が必要と推計されています。
准看護師を含め看護に携わる人材確保が急がれます。そのような中、生涯教育を通じたさらなる能力向上を目指され、再就職の支援など様々な活動を進められている本協議会の設立は、これからの医療にとって、誠に心強いものであります。協議会設立までの皆様のご尽力に敬意を表しますとともに、医療の現場で大きな力となってご活躍くださいますことを心より期待いたします。


内閣を代表して内閣官房副長官 衆議院議員 萩生田光一先生にご出席いただきました


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